夏 ~日差しに照らされて~
『俺はいいから、自分の心配しろよ…。今日は田崎くんに迎えに来てもらうから、帰りな。』
『翔…は……?!』
『俺は店長だぞ?途中では抜けられない。』
『仁と交代すれば……』
『そしたら、華恋の面倒を見るやつがいなくなるだろ?!…俺は、いいから!な?今、連絡しておいたから、すぐ来るからさ…。』
しばらくすると、事務所に仁が来て、あたしは翔を心配しながらも、仁に連れられて渋々、車へと乗り込んだ。