夏 ~日差しに照らされて~
-- 車内。-----
『華…大丈夫か……?!』
『それより…あたしのせいで、翔が足に怪我を……!』
『堺さんより…お前だろ?お前を堺さんが受け止めなかったら、今頃どうなってたかわからなかったんだぞ!』
『心配かけて…ごめん……。』
ダルさとめまいが激しくて、あたしはそれ以上は何も言わなかった。
-- 家。-----
あたしが目を覚ますと、もう家のベッドの上に寝かされていた。