夏 ~日差しに照らされて~
『あたしと潤悟は、友だちに戻ったんだよ。それに今さら何を言うかな~!』
あたしが笑うと、
『今だから言ってんの~。今じゃなきゃ手遅れになりそうだから言ってんだよ?翔一さんも仁くんも他の皆も、優しくしてくれてるけど、誰か傷つけることになるかもしれないし、何より華恋が傷つくことになるかもしんないじゃん。私は見たくないよ?華恋が傷つくの。』
『き…傷つかないって!あたしは。』
だとしても、皆が傷つくのなんて、もっと嫌だけど…。