夏 ~日差しに照らされて~
『体調がいいなら良かった!クリスマスは日本に帰れなそうだから、元旦に着くように帰ろうかなと思って。年始が忙しくなければ、泊めてもらってもいいかききたくて。実家には帰れないからさ。』
そう言って無邪気に笑う潤悟に、
『大丈夫だよー!でも、仁に連絡してくるかと思った。』
あたしは降り積もる雪を見ながら、電話の向こう側にいる潤悟にきいた。
『声もききたかったし。田崎とは普段から連絡とってるから、後ででも伝えとくよ。』