夏 ~日差しに照らされて~

『あ…それじゃ!また年末に。』




潤悟はあたしの言葉を遮(サエギ)るように、急いで電話を切った。







潤悟…家族に帰ってくることを知らせないって…どういうことなの……?







-- その日の夜。-----




『ただいまー!』





『おかえり!』




帰ってきた仁にあたしは駆け寄った。







『…ん?どした?』





『きいた?』





『何を?……あぁ!西野が戻ってくること?』






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