夏 ~日差しに照らされて~
『うん!』
『そんなに嬉しかったのかー!ちょっとショック…!』
『嬉しいは嬉しいけど、ショックとか言ってる場合じゃないよ。潤悟何か変だったりとかしなかった?』
『ん?特には。ただ、家族には秘密でって言われたけど…もしかしてそれ?』
その言葉を聞いて曇ったあたしの顔を見て、
『正直言うとさー…あいつこの何ヶ月もの間…うーん半年?ずっと独りだったんだと思うんだよね。あんな仲良かった家族とも疎遠っていうかさ…。』