夏 ~日差しに照らされて~
知佳
-- 次の日。-----
結局、あたしはあのまま寝て、あの会話はそのままになっていた。
仁はあたしが起きると、もういなくて、テーブルには軽い朝食とメモが置かれていた。
[今日は早めに行かなきゃいけないから、華を起こさず出るね。昨日のこと、そんな深くとんなよ。やりたいようにやれって言いたかっただけだから。朝食ちゃんと食べて!じゃあ、行って来ます!帰る時連絡すんね。]
あたしは急いで出かける準備をして、家を出た。