夏 ~日差しに照らされて~
雪が積もってる。
そして、寒い。
体が冷えないように、温かくして出かけた。
『あれ…?華恋?』
知佳が車から声をかけてきた。
『知佳……。』
『…妊娠してんの?こんな寒くて、しかも雪積もってんのに、外なんか歩いて!とりあえず乗りなー。』
あたしは半ば強引に、知佳の車へと乗せられた。
『連絡出来なくてごめん…。』
『うちも忙しくしてたから、大丈夫!けど、子ども出来たなら言ってくれたら手伝ったのに~。で、どこ行くの?』