夏 ~日差しに照らされて~
知佳と進くん…もし、あんな事件が起きなかったら、ここに良太くんもいたのかな?
『うん。じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔しちゃおうかな!進くんも元気してる?』
『うん!お邪魔しちゃって!てか、あいつは、元気すぎて困ってるよ。あの頃と変わらずガキだしね!』
あたしと知佳は進くんの話をしながら、病院へと向かった。
話を聞いていると、なんだかんだ文句は言いながらも、知佳と進くんは相変わらずラブラブみたいで、あたしも安心した。