夏 ~日差しに照らされて~
-- 病院。-----
『ここ…!?』
『うん。どうかしたの?』
『ううん!たまたま、こないだここに用事があって来たばかりだから、またか!って思ってさ。』
駐車したあと、知佳は中の椅子のところで待つと言い、一緒についてきてくれた。
『じゃあ、ここで待ってるから行っといで。』
知佳はやっばり優しい。
いつものように診察を終え、廊下に出ると、いきなり後ろから声をかけられ振り向くと、そこには1人のお医者さんが立っていた。