夏 ~日差しに照らされて~
お母さん
大はしゃぎの潤悟のお母さんは、知佳に名前を聞いたり、あたしとの出会いを聞いたりした後、
『華恋ちゃんの部屋でゆっくりしてって!』
と、あたしの部屋に案内した。
潤悟のお母さんが下におりていくと、
『華恋…おっきい家だから、華恋の部屋があってもおかしくないのかもしんないけど、本当にここって、ただの友だちの家?』
戸惑った知佳が、座りながら聞いた。
『う~ん……ううん…。正直言うと、元彼の実家なんだー。』