夏 ~日差しに照らされて~
『知佳。知佳ん家行こうかと思ってたんだけど、あたしやっぱ、ここの家族とも知佳たちとも、ちゃんと話しなきゃって思うから、ここで話が終わったらすぐに戻るから、進くんも連れてきて、あたしん家で進くんと待っててくれる?飲み物とか、テレビとか、リビングで自由にしてくれてていいから。』
あたしが鍵を渡すと、
『わかった。時間とか良いから、ちゃんと話しといで!うちは、家に一回帰って連絡待ってるよ!連絡来たら、進連れて華恋とこ行くね。それの方が、うちら気にせず話せるでしょ?』