夏 ~日差しに照らされて~
高1
-- 次の日。-----
あたしは仁を見送った後、翔のことが気になり、翔の家へと向かっていた。
『あれ?華恋?』
『あ~久しぶりぃ!』
高校時代の友達の苅田 知佳(カンダ チカ)だ。
『どこ行くの?』
あたしがきかれて場所を言うと、知佳も同じ方面に行く途中だったので、乗せていってくれることになった。
『華恋は、最近どうなの?』
『うーん。風邪引いたりはしてるけど、あんまり変わらないよ!』