夏 ~日差しに照らされて~

自分で決めた!そう思い込みながら。

よく考えてみたら、あの時だって潤悟が仁と引き合わせてくれたようなものだった。
それがなければ、あたしも仁もお互いに誤解をしたままだっただろうし、仁は有沙ちゃんと仲良くやっていると思ったままだったと思う。







『ごめん。俺も、わかってなかった。潤兄には、前に偉そうなこと言ったのに、華恋のこと軽く見てたって言うか、華恋はちゃんと考えてるってわかってたはずなのに、潤兄とか仁兄とかのことでごちゃごちゃしちゃって、今日…冷静じゃなかったわ。』






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