夏 ~日差しに照らされて~
『このリスト見てたんだけど、これって来た人が、丸つけてくんでしょ?』
『そうだよ!』
『アルってやつも呼んだの?皆知らないんじゃ…?』
翔は困ったような表情を見せた。
『そんなこと言ったら、知佳と進くんだって皆知らないでしょ?』
『そうだけど、アルってやつはよくわかんないし、誰かの同級生とかでもないじゃん。』
『どした?』
あたしたちが話しているのを聞き、仁もやって来た。