夏 ~日差しに照らされて~
『私まで呼んでもらっちゃって…』
広子ちゃんは言った後に、
『宮崎先生に送ってもらったよ。』
笑顔を見せてくれた。
『で、なんで俺?』
ちゃっかりリストに、丸をつけながら聞く。
『あたしが大切だと思った人たちを呼んだだけ。まぁ、アルは皆とは少し違う感じもするから微妙だけどねー!』
あたしは舌を出した。
『菊原華恋らしい。』
そう言って、リストを眺めながら何かを考えていた。