夏 ~日差しに照らされて~
あたしは珍しく何も言わない仁を見て、すぐにそっと目をそらした。
『あとはだいたい同い年の皆ぁー。本当にワガママって思ってるよ?多分、潤悟ママや潤悟パパだって他の皆だって、「何だこいつ」って思ってるかもだよ。でも…許して?あたしのワガママをきくっていうプレゼントだと思って…ね?皆、ごめんなさい!…こんなしんみりさせるつもりじゃなかったんだけどなぁ…皆…泊まれたら泊まってってね。』
あれ…翔に話した時はもっと上手く話せたのにな……。