夏 ~日差しに照らされて~
などと、色々なことを考えた。
あ、それより、電話、電話!
あたしは潤悟に電話をかけた。
『もしもし、潤悟。』
『おう!どうした?』
いつもどおりの明るい声だった。
『元旦の話なんだけど…っていうか、出産に間に合うように帰って来るっていうあれ、なしってことで!』
あたしも明るく言った。
『…え?それってどういう……』
『そんなことしてほしくないって言ってんの!潤悟は潤悟のことだけ考えなよ!』