夏 ~日差しに照らされて~
あたしがドアの前で戸惑い、ボーっと立ち尽くしていると、
『そんな所でいつまでも何してんの!』
由美があたしを真ん中まで引っ張っていって、
『皆泊まってくってよ~!こんな広い家に泊まればって言われたら、泊まらないなんて無駄なことしないってー!ねー進!』
『ホントだよ!』
知佳と進くんが笑った。
『明日仕事がある人もいるけど、またここに帰ってくるってさ!』
翔も何事もなかったかのようにしている。