夏 ~日差しに照らされて~

あたしがドアの前で戸惑い、ボーっと立ち尽くしていると、





『そんな所でいつまでも何してんの!』




由美があたしを真ん中まで引っ張っていって、





『皆泊まってくってよ~!こんな広い家に泊まればって言われたら、泊まらないなんて無駄なことしないってー!ねー進!』





『ホントだよ!』




知佳と進くんが笑った。





『明日仕事がある人もいるけど、またここに帰ってくるってさ!』




翔も何事もなかったかのようにしている。






< 286 / 471 >

この作品をシェア

pagetop