夏 ~日差しに照らされて~
『仁のこと…』
『わかった。ただ、今はそっとしとこう。彼も自分で色々考えて、あっちから何か言ってくるかもしれないし。まぁ、明日何も言ってこなそうだったら、声かけてみるよ。』
そう言って、翔も自分の部屋へと入っていった。
リビングに1人になったあたしは、ソファーに横になった。
そのうちにウトウトとしてしまい、起きたら朝に。
『仁……』
あたしの上には、仁の部屋にある毛布がかかっていた。