夏 ~日差しに照らされて~
『それが本物なのか違うのかって、気付かせてくれたのは、お前と西野だよ。』
『でも……』
『やめ、やめ!!とにかく!俺はお前しか見てないから。お前がどこを見てても何しても、俺はお前だけだから。』
『フフフ…キザッ!』
『こら!ったく!この~』
仁は頬をつねる。
『やったなぁ!この~!』
あたしも仁の頬をつねった。
『あ!俺、菊原って今までどおり呼ぶ?変じゃない…?!』
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