夏 ~日差しに照らされて~
『はーーい。』
寝ぼけ眼でインターフォンに出ると、そこにいたのはアルだった。
『ちょっ…ちょっと待って!』
あまりの寝ぐせのひどさだったから、寝ぐせを急いで直してからアルを招き入れた。
『散らかっててごめん!…で、アル、仕事は?』
『宮崎先生が今日は人が足りてるから、早く切り上げて行ってこいって。』
『あぁー…心配かけちゃったかもだからなー。寝過ぎなくらい寝たし、もう元気なんだけどね!』