夏 ~日差しに照らされて~

『うん。てか、せっかく早く帰れてるんだし、なかなかお医者さんでいたら早く帰れるなんてないんじゃない?それに、大晦日にって尚更でしょ?大事な時間なんだから、アルも誰かと大晦日過ごしなよ。』





『いつも仕事ばっかだから、急に早くあがってもそんな人いないんだよ。今年はいそうだなーと思ったんだけど、迷惑なら帰るわ!』




アルが笑顔で話すのを聞いて、なんだか言ってはいけないことを言ってしまった気になった。







『別に迷惑じゃないし。』






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