夏 ~日差しに照らされて~
元旦以来、あたしには1つだけ今年はやりたいことがあった。
バタバタしてたからっていうのは言いわけでしかないけれど、本当にバタバタとしていたりで出来ていなかったことを。
『華、どう?』
『う~ん、普通かな!』
『ふ、普通って……。』
『俺らには、会いたくないんじゃないの?この子たち。』
仁と翔はよく家に来て、また笑って会話をするようになっていた。
『多分、そう!』