夏 ~日差しに照らされて~

忠告


『やるときにはやる子どもたちで、さすが華恋の子って感じだな!』



出産した次の日、あたしが病室にいると翔は部屋に入って来ながら言った。





『だから言ったでしょ。』




あたしが笑って答えると、





『潤悟くんには、自分から連絡するんだろ?』





翔は聞いた。





『あ…うん!でも、拓巳くんとかお母さんが連絡したんじゃ?』





『いや、華恋ちゃんのことだから、華恋ちゃんから報告するまで言わないでおこうって潤悟くんのお母さんが言ってたよ。』






< 332 / 471 >

この作品をシェア

pagetop