夏 ~日差しに照らされて~
降参
『……懐かしい。』
翔や潤悟と出会ったホームセンター。
『で?何がききたくて、こんなとこに連れてきたわけ?』
何も変わらない。
今も翔と仁が守っている場所。
『本当は携帯でも見れば、色々とすぐにわかると思ってたけど、まさか何も持ってきてないとは…正直恐れ入ったわ。』
さっきマンションの屋上で、後ろから殴ってきた女が言う。
『ホント。こんな風に誘拐じみたことするつもりじゃなかったのにさ。』