夏 ~日差しに照らされて~
潤悟ママは言った後に、
『私も知ってたしねぇ。華恋ちゃんの家のお隣の家を貸したのは、パパですもの!』
と笑った。
『隣…。ってか、父親ってショック……。』
翔は潤悟ママの言葉を聞き、力が抜けたように笑った。
『あ…ごめん……父親なんて思ってないよ~…。』
あたしはフォローし、
『父親なんて…んなバカな。こんなイケメンな兄さんどう見ても、恋人くらいにしか見えませんよ…。』
アルも付け加えた。