夏 ~日差しに照らされて~

突然何かを思い出したように、大きな声を出す。







『あ~びっくりした。あのってどの?』





『いや、アルがさージムにいる時に憧れの人がいるって言ってたのを思い出して、自分の憧れてるやつが憧れる人ってどんなだって思ったら、女でさ!凄いんだってずっと言い続けてたのを思い出して!』





『はい?じゃあ何、アルは昔からあたしのことを知ってたってこと?』





『うん、多分。有名だったんでしょ?』




首を傾げる君島に、あたしも首を傾げかえした。






< 430 / 471 >

この作品をシェア

pagetop