夏 ~日差しに照らされて~
『まぁ、とにかく菊原華恋のせいでないことは確かだから。夫婦や親子の関係もあると思うし、今は金にものをいわせたりしてて、大事なもん忘れちゃってるというかさ…。』
『うん…ただね、青山社長を助けるためには、青山社長が捕まったりいなくなるか、あたしがいなくなるかしかないって覚悟してる。青山社長の家族を傷つけたくないって思うから、そうなるとあたしが……』
『やめろよ。お前がいなくなったら、周りのやつらはどうすんだよ?潤悟ってやつのことだってあんだろ?』