夏 ~日差しに照らされて~
『うっせぇ。手加減したら、あんたも手加減したでしょうよ。』
そして、あたしも倒れ込んだ。
『アルが憧れた菊原華恋…強いな。』
『強いかどうかは知らないけど。』
『本当はもっと強いでしょう?』
やっぱり気付かれたか…。
正直、本気でとは言ったが、全力でやると大変なことになると思い…つい…。
『いや……全力だよ。』
あたしは言い、それから、
『少し寝かせて…やっぱり寝不足……。』
そのまま眠った。