夏 ~日差しに照らされて~
廊下に座り込んだ。
『入れてやれ…信じるから。』
そこに、仁と翔一が出てきた。
『でも……』
『アル、華の字だから大丈夫だよ。あいつは敵に地図や手紙を渡さない。だから、こいつは敵じゃないってことだ。』
そう言うと、君島を部屋の中に入れた。
『アル…4ヶ月前はすまなかった。』
『菊原が許したんだろ?なら、いいよ。で、菊原はどこにいる?』
皆のいるリビングでアルは聞いた。