夏 ~日差しに照らされて~
『怖くないって言ったら嘘になるよ…。けど、菊原が遅れても俺が来るって信じてるんだ。』
『そうなんだ…。華恋ちゃんってさー怪我ばっかしてるんだよね…私のせいでもあるけど、ううん……パパが、あーなったのも多分私のせいなの。華恋ちゃんに何かあったらどうしよう…。』
『菊原は、そういうの嫌がるよ。人が自分のことで悩んでるのが一番つらいみたいなんだ。』
アルと有沙が話してるうちに、コテージの近くまで辿り着いた。