夏 ~日差しに照らされて~
『有沙ちゃんはここで待ってて。行ってくる。』
『わかった。』
20分後。
アルは戻ってきたが、華恋は一緒ではなかった。
『華恋ちゃんは?』
『いなかった……。でも、早く見つけないとまずいかもしれない。まだ青山社長が部屋を片付けてなくて…相当な血の量だった……君島に連絡してみるよ…。』
アルが君島に連絡をすると、女が勝手に場所を移したらしく、今日の夜、君島と女が交代するという情報を得た。