夏 ~日差しに照らされて~
『嘘…だろ……。おい…』
駆け寄った先に血だらけの華恋がいた。
『もしもし!!アル…もう女たちは帰った!早く来てくれ!早く!!!!!』
君島はアルに電話をし、どうしたらいいのかわからず、ただただ震える手を抑えるのでいっぱいいっぱいだった。
『君島!!!!!!!!!!どうした?!って……』
慌てて入ってきたアルは、華恋が目に入り、駆け寄った。
『おい……菊原?!おい…おい……まだ俺…』