夏 ~日差しに照らされて~
『華恋ちゃん、大丈夫だよ!あいつは…本当はこんな学校に来るべきじゃなかったんだよ。あいつのレベルじゃ低すぎんだ。』
『え…?』
『そうそう。たまたまインフルかかっちゃって、受けれなかったの。で、ここに。華恋が気にすることないんだよ!』
進くんや知佳の言ってることはわかった。
でも、あたしは真実を知ってほしい。
だって…良太くんも一緒に卒業したいし……。
たとえ話をしなくても、それでも一緒に卒業したいよ。