夏 ~日差しに照らされて~
あたしが職員室へと入ると、
『あれ?菊原さん、どうしたの?』
医務室の先生があたしに声をかけた。
『校長先生に、お話したいことがあります。』
あたしが頼むと、校長はあたしを校長室へと招いた。
『何1つ心配はしなくていい。鈴木 良太は退学処分になることが決まったから。』
『あの…違うんです……!!良太くんはあたしを訪ねてきた人たちに巻き込まれて…あたしが皆を殴ったんです……退学処分だけは…どうか…』