夏 ~日差しに照らされて~
『あぁ!まぁ、とにかくあがれよ。でさ、俺なんかの心配より、華恋は大丈夫なわけ…?!』
あたしがあがると、翔が足を引きながらキッチンへと行こうとした。
『あ!あたしがやるから、座ってて!』
あたしは慌てて、キッチンへと入った。
『で、どうなわけ?』
ソファーに座りながら言う。
『翔にだけ言うか…。正直言うと……微妙なんだよねぇ…!なんか最近、風邪気味で…。』
あたしはお茶を、テーブルの上に置いた。