夏 ~日差しに照らされて~
-- 朝。-----
あたしはいつの間にか、仁に寄りかかって眠っていた。
『起きろ、ほら!』
仁の声で目を覚ますと、ちょうど朝日が昇り始めたところだった。
『やっぱ…来て良かったぁ!って、仁寝てないんじゃ…?!』
『まぁ、家帰ったら寝るよ!俺、今日と明日休みだし!あと、言うの忘れてたけど、明日会社行ったら、お前驚くと思うよ。』
いたずらな笑みを浮かべた。
『えっ?何々?』