夏 ~日差しに照らされて~
第2章 あたし自身の手
病院
-- 4月。-----
あれから、よく翔の所にいることが多くなった。
仁の心配性が悪化し、俺がいない時に倒れたら困る…と翔の所にあたしを置いているのだった!
『華恋…?』
『ん…?翔…もう朝ぁ……?』
『いや……昼だけど…?!』
『嘘!?』
あたしは飛び起きた。
『昼ご飯あるから、食べな~。』
『うん、ごめん…!』
あたしは顔を洗って、席についた。
最近、凄く眠い。