2番目の女
次の日、私は康太にトモ君と付き合うことを報告してた。




『よかったじゃん!待ったかいがあったな。』


「うん!康太がいなかったら、とっくに諦めてたと思う!」



『ははっ。』



その時の康太はとても泣きそうな顔してた。



「康太??」


『…俺達、もう会えなくなるな。』



「…え?」



『だってそうだろ?晴香は念願の彼と堂々と付き合えるんだ。俺がもう慰める事はないよ。』



「私は、そうだけど…でも康太は?私、これからも康太の相談に乗るよ?」



『いや…だめだよ…晴香は幸せにならなきゃ。』




「…どうして??康太の幸せは?私は、康太の幸せも見届けたい!」



いつも、励ましあってた康太。
私の寂しさを埋めてくれてた康太。


私は康太が寂しい時、側にいてあげたい。




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