2番目の女
『晴香…お願い、わかって??』


「いやッわかんないよ。康太が、なんでそんな事いうのか私、わかんない!」




突然強く抱きしめて来た康太。


やっぱりいつもの様に少し震えてた。



「康…太?」




『ごめん…これが最後だから…
ごめん…晴香…俺…汚い男だったよ…』



「康太のどこが汚いの?」

ゆっくり抱きしめ返して問い掛ける。




『…晴香…幸せに…なって…』


そういって離れた康太。
部屋を出て行く。



「ま、待って!!康…」


『俺にとって…晴香は…1番の女だったよ…』


一言そういって、康太は私の目の前からいなくなった。






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