俺と本気と恋心
「羨ましいくらい素直だね」
「うん、唯一の取り柄だよ」
他に誇るべきものは何もない!
「朔が羨ましい…俺も早く七菜ちゃんと…」
「うん、そのために頑張ろう!」
私も早く二人が幸せになれることを願ってる
そのためにも…
「じゃ、遥くん。ココからココ…全部ノートに書き写して。あ、声に出しながら書くと覚えやすいから、声に出して写してね?」
「……萌乃ちゃん、いきなりスパルタだね」
二人のためだよ
乗り切れ、遥くん
そして、朔ちゃんが帰宅するまで遥くんの勉強は休憩無しで続けられた