俺と本気と恋心
「今日、バイト終わるの遅いから送れない…だから、明るい内に帰るんだよ?」
空になったトレイを持ちながらバイトに戻る朔ちゃんが、去り際に私に言った
そっか、遅いのか…残念
「いただきます」
残念だけど、バイトだから仕方がないよね
とりあえず、今は木苺のチーズケーキに集中しよう
フォークで一口サイズにカットして、お口の中へ…
「んー、んまーい」
甘酸っぱいベリーソースがたまらない
では、もう一口……ん?
「七菜?どうしたの?」
なぜか、目の前の七菜が真っ赤になっていた
そんな七菜の目線を辿ると…コースター?