俺と本気と恋心
本気の恋
次の日
俺は、少し高めのテンションで登校してきた
そしたら、俺とは真逆のテンションな遥が、俺の席にいた
「おはよ…朔良…」
「おぅ…」
うん。重症だな。
遥が俺を"朔良"と呼ぶ時は、大体何かよくないことがあった時だ
仕方がない、話くらい聞いてやるか
「…どうした?」
俺が聞くと、遥の肩がビクッと跳ねた
そして、ゆっくり俺と視線を合わせ、口を開いた
「…女の子を泣かせた…しかも、完璧俺が悪い。ってか、もう…最悪だ…警察沙汰だ…」
女の子を泣かせた?
遥が悪い?
警察沙汰?
一体何があったんだ?
意味がわからない
「落ち着け、意味が解んない。もっと、解りやすく説明しろ」
俺が促すと、暗い遥は昨日の出来事を話始めた