俺と本気と恋心
「どんまい」
「それだけ?!親友がこんなに落ち込んでるのに?!」
がばっと顔を勢いよくあげて、遥が言った
いや、俺にどうしろと言うんだ?
「じゃぁ…謝ってくれば?」
「投げやりな答え!ってか、あんなことしたのに、俺に会ってくれると思うか?!無理だろ!呼び出しても、きっと来てくれないよ!」
ぎゃーぎゃーうるさいヤツだなぁ…
「わかったよ。じゃぁ…おまえ放課後暇か?」
「バイトがある…ってか朔良もだろ?」
あぁ、そっか今日はバイトか…忘れてた
まぁ、でも1時間くらいなら時間はあるだろう
「放課後、楠木を呼び出してやるから、後は自分でなんとかしろ」
「さすが朔っ!超好き!」
「やめろ、俺にソッチの趣味はない」
感謝の抱擁をしてこようとする遥を回避して、俺は携帯を取り出した