俺と本気と恋心
「っ!?痛って!!…っあ!クソ女、逃げんなっ!!」
私は思いっきり男の腕に噛みついた
そして、七菜を拘束する男の腕も噛んだ
そして、七菜の手を引いてその場から逃げた
「待て、クソ女っ!」
後ろから男達が追い掛けてくる
さっきのお化け屋敷より怖い
…朔ちゃん、助けて
「萌乃っ!アレ!」
逃げながら七菜が指差したのは観覧車
アレに乗れさえすれば、取り合えず安全
そう思った瞬間、私達は観覧車まで全力疾走
運が良いことにガラガラの観覧車乗り場
私達はすぐにソレに乗り込んだ