俺と本気と恋心

「…異性として意識させれば良いの…?」

「え…?」


急に山城の声のトーンが下がる
…嫌な予感がする

そう思った瞬間に、それは起こった


「ッ…んッ!!」


山城が強引に萌乃の唇を奪った

そして、俺の中で何かが切れた


「なにしてんの…?」


大袈裟なほど扉を叩き、山城の行為を止めさせる


「…覗き?趣味悪いよ?」

「お前は、男として最悪な。フラれたからって襲うって何?頭良いくせに、行動は馬鹿丸出し。盛り過ぎ」


放課後の教室に良くない雰囲気が漂う


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