俺と本気と恋心
「萌乃、助けて…?」
もう無理
早く俺だけの萌乃にしたい
「…ん?」
首を傾げる萌乃の頬に手を添える
柔らかい白い肌…
この肌に俺以外のヤツが触れるなんて考えたくない
「…山城のことは異性としては好きにならないんだよね?」
「え?う、うん」
萌乃に触れてる手をスッと動かし、少しだけ熱の上がっている頬を撫でる
あぁ、もう…
食べてしまいたい
でも、我慢する
今は、聞きたいことがあるから
「ねぇ…萌乃。萌乃の目には、俺はどう映ってるの?」
「ぇ…」
予想外の質問だったのか、萌乃は言葉を詰まらせた
でも、続ける…
「俺は…異性に見えてる?」