俺と本気と恋心

「萌乃、助けて…?」


もう無理
早く俺だけの萌乃にしたい


「…ん?」


首を傾げる萌乃の頬に手を添える

柔らかい白い肌…
この肌に俺以外のヤツが触れるなんて考えたくない


「…山城のことは異性としては好きにならないんだよね?」

「え?う、うん」


萌乃に触れてる手をスッと動かし、少しだけ熱の上がっている頬を撫でる

あぁ、もう…
食べてしまいたい

でも、我慢する
今は、聞きたいことがあるから


「ねぇ…萌乃。萌乃の目には、俺はどう映ってるの?」

「ぇ…」


予想外の質問だったのか、萌乃は言葉を詰まらせた

でも、続ける…


「俺は…異性に見えてる?」



< 94 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop