風子仕様の恋模様。

とりあえずカフェスペースへと逃げ込むと目立たないよう隅の席へ腰をおろす。

さっきの様子だと…プロジェクトに自分が関係してるような気がする。
いやでも気のせいであってほしい。

それよりも昨日のあの男が専務!ってことのほうが重要か…
ああああ!考えなきゃいけないことがありすぎて、頭がパンクしてしまいそう。

重たい頭を抱え込みテーブルに突っ伏すと、どこからかコーヒーの良い香りが。


コトッ。


すぐ耳元で音がしたので、ふいに顔をあげると目の前にコーヒーのはいったコップと




妖艶に笑う専務がいた。
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