甘い旋律で狂わせて
「はぁっ……んっ…ネオ……」



初めて共にしたあの夜よりも


ずっと熱く激しい。




苦しげなネオの表情が



まるで、あたしと同じように


何かを取り戻そうとしているように見えた。




「花音、好きだよ」




切なげに、呟くような言葉が降ってきて


あたしは思わずネオの顔を見上げた。


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